咲き終わったミモザの剪定。
このミモザは目隠しのために植えられた常緑樹です。繁り過ぎて光を遮断し、大きな影を作ってしまっていたので、庭やリビングに光が射し込まず、春なのに暗い雰囲気となっていました。
時間はかかりますが、中に向かって伸びている不要な枝を見極めて、丁寧に剪定することで柔らかな木漏れ日が庭へ降り注ぎます。
樹木の剪定で常に心掛けている事。それは『自然樹形を崩さないこと』。
自然樹形を崩さないように注意を払って剪定すると、下から見上げた時の樹の姿は見ていて安心感があります。
季節の折々に街中で「剪定しなかった方が美しい景観だったのに。。。」と残念になることが多々あります。邪魔になった部分をアウトラインだけバッサリと切れば、作業も短時間で終わり簡単です。でも、極端に短く剪定された樹木はバランスを失い、本来の魅力を損なってしまいます。
広いスペースに植えられたミモザ。遮るものがないのでスクスクと成長し、樹高は4メートルほどになっています。ミモザは放任ずれば10メートルほどの高さになる可能性を秘めています。のびのびと大きくなって花を咲かせた姿はきっと圧巻ですね。
でもここは街中なので、放任するわけにはいきません。そろそろ幹を留めて今後も周りの環境と共生できるようにしてあげます。
家族と共に庭は成長します。その場に応じて、人も植物も心地よい環境へとサポートすることが私たちの役割です。